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パリ五輪自転車トラック種目 日本代表候補会見

 日本自転車競技連盟は5月29日、静岡県伊豆市の日本競輪選手養成所で会見を行った。パリ五輪自転車トラック種目の日本代表候補が出席し、メダル獲得が期待される太田海也(24)、佐藤水菜(25)らが抱負を語った。

 パリ五輪への思いがあふれ出た。

 日本競輪選手養成所の講堂に集結した選手は全員、気合が入った様子。日の丸と「JAPAN」のロゴが入った黒のポロシャツに身を包み、それぞれが抱負を語った。

 男子は太田を筆頭に、中野慎詞、長迫吉拓、窪木一茂ら、女子は21年東京五輪女子オムニアムで銀メダルの梶原悠未や佐藤ら、補欠を含めて計15人が選ばれた。

 太田は23年杭州アジア大会のスプリントと長迫らと組んだチームスプリントでいずれも金メダル。パリへ向け「本番の会場は世界選手権で走り、とてもタイムが出るバンク。まずは自分がいい記録を出すこと。それがメダルに届けば最高」と語った。窪木は「伊豆を拠点に世界と戦うことができ、皆さんに感謝。環境が素晴らしい」と静岡在住者の気持ちを代弁した。

 また、中野は23年世界選手権のケイリンで銅、女子の佐藤も21、22年世界選手権のケイリンで2大会連続の銀と表彰台が期待される。女子の期待を背負う佐藤は「パリ五輪ではメダルを狙って一生懸命頑張りたい」と抱負。同じく女子の太田りゆは「皆に支えられてここまで来た。自分史上、最高傑作となる状態でメダルを目指す」とぶちあげた。梶原は「静岡に引っ越してきて6年。地域の方々から声をかけてもらい、応援してもらった。声援が力になったので、金メダルを持ち帰る」と感謝した。

 ブノワ・ベトゥ・トラックテクニカルディレクターは「ここからが本当の戦い。全ての選手が自分のベストを尽くして走る。ただ走るだけでは満足せず、世界のランキングを揺るがす」とメダルへの強い思いを明かした。

 選手たちは、中野浩一JCF選手強化スーパーバイザー・トラック部会長から、パリ行きの航空チケットを模したボードを手渡され、さらに気合を入れていた。

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