14年ＧⅡヤンググランプリ、15年ＧⅡサマーナイトフェスティバルを制した近藤龍徳（34＝愛知・101期）が４日、日本選手権競輪が行われている名古屋競輪の場内ステージで引退することを発表した。通算成績は902戦141勝。22年11月防府での落車失格以降、欠場が続いていた。

　▼近藤龍徳　きっかけになったのは２年半前の落車。僕、絶対に誰にも負けない武器があった。それは〝覚悟〟だった。あの落車の時にその覚悟が吹っ飛んでしまった。（復帰は）もちろん目指したけど、競輪を楽しんでくださっている皆さまの前で走るレベルにはならなかった。13年間、たくさんのファンの方にご声援をいただき走ることができた。まだ言うのは早いかもしれないけど…。ありがとうございました。