GⅠ競輪祭に次ぐ小倉競輪伝統のシリーズ「第13回吉岡稔真カップ争奪戦」が、あす3日に開幕する。

 

 今年もトップレーサーが集まる豪華版だ。ハンドル投げが冴える小倉竜二、ファイター・南修二、北日本のパワーレーサー・小松崎大地ら強豪を迎え撃つ地元エース・園田匠も、師匠の冠レース初制覇に燃える。

 

 超一流が繰り広げるV争いから目が離せない。

園田 今年こそ〝師杯〟頂く

園田匠20190802小倉

悲願の師匠の冠レース制覇に気合が入る地元エース・園田匠

 グランプリ2勝、GⅠ11勝など競輪界に輝かしい戦歴を残した吉岡稔真氏(スポニチ評論家)の功績を称えて設けられた「吉岡稔真カップ争奪戦」も13回目を迎えた。今年も東西の精鋭が集まり、激しい優勝争いを繰り広げる。

 

 メンバー中、もっとも気合が入るのが地元エース・園田匠だ。7月サマーナイトフェスティバル(別府)で優出(3着)するなど、気配は申し分ない。師匠の冠レースでは、これまで何度も辛酸をなめる皮肉な結果に終わっているが「今年こそ」の思いは強い。15年の寛仁親王牌(弥彦)で念願のタイトルホルダーにその名を刻んでいるが、GⅠと同じようにノドから手が出るほど欲しいタイトルでもある。