久留米競輪「第24回中野カップレース」(GⅢ開設69周年記念)が、23日から26日までの4日間開催される。参加メンバーは今年も豪華版だ。チャンピオンユニフォームを着る浅井がV争いをリードするが、地元の坂本亮馬を中心にまとまる九州勢の動向も見逃せない。また最終日第9RではA級3班の上位9精鋭によりレインボーカップチャレンジファイナルが争われる。

<GP王者浅井  久留米バンクと好相性>

 グランプリ(GP)を制した者のみに与えられるチャンピオンユニフォーム。昨年、平塚で2度目のGP制覇を成し遂げた浅井康太は同ユニフォームを身につける輪界の〝顔〟でもある。先の岸和田・高松宮記念杯(宮杯)は西・準決で失格を喫し、無念の敗退となってしまったが、二次予選で披露した鋭いまくりこそ浅井の代名詞でもある。

 久留米バンクは12年の63周年を制すなど好相性だ。中部地区に上位に通用する機動力型が見当たらないここは浅井自身が先端を切り開いてくる。快速まくりはもちろんヨコのさばきもこなせるし展開次第では早めにスパートする先行策もあり得る。輪界屈指のオールラウンダーがV争いを力強く引っ張っていく。山口富生、志智俊夫ら中部マーカーが浅井をもり立てる。

<諸橋 差し脚健在>

 浅井と同じSS班の諸橋愛もむろん圏内だ。こちら諸橋も宮杯では勝ち上がりに失敗しているが、差し脚は健在。宮杯決勝にコマを進めた吉沢純平はケガを乗り越え、たくましささえ感じさせる。吉沢と同県の芦沢辰弘、牛山貴広とどう折り合うのか。赤パンツを履き妥協を許さない諸橋が強気な位置取りから抜け出すケースも十分。

<坂本亮 地元九州の期待背負う>

 地元九州勢が一枚上となる。14年の当地65周年を獲った純地元の坂本亮馬が代表格。井上昌己、松岡貴久、吉本卓仁、田中誠ら九州のコマはそろった。おまけに111期の大器・山崎賢人が参戦。勝ち上がり段階で山崎は九州勢の浮上にひと役買うはずだ。

<南関・山中、北日本・山崎ら強豪参戦>

 南関から山中秀将(=写真)が名乗りをあげる。持ち前のスピード戦に持ち込み、V争いに割って入る。成清貴之、武井大介が山中を援護。まして渡辺雄太とラインを組めればチャンスの輪が広がる。北日本も追加参戦する山崎芳仁をはじめ、菊池圭尚、佐藤友和、伏見俊昭ら役者が顔を並べる。彼らの連係も見逃せないところだ。
 中四国から乗れてる小川真太郎がV戦線をかく乱。小川の攻め次第では決め脚鋭い香川雄介や池田良らマーク陣にも出番が回ってくる。近畿は東口善朋の差し脚に注目。自在派・松岡健介、藤木裕に加え、ケレン味ない中井俊亮の攻めを足場にできる東口も侮れない1車と言っていい。

最終日9Rレインボーカップ
チャレンジファイナル
 最終日の26日には第9RでレインボーカップチャレンジファイナルがA級3班の上位9選手によって争われる。1~3着までがA級2班に特別昇班できる。メンバー中、来期の定期昇級が決まっていないのは出沢のみ。南関勢は小林―出沢―法月でラインを組むのではないか。九州は平尾―照屋、愛媛コンビは吉田―板崎。蕗澤と森川は単騎だろう。出沢に好展開とみたが同ファイナルは毎度のこと混戦相場だ。
<出走メンバー> 
法月 成祐 44(神奈 77期)
板崎 佑矢 30(愛媛 101期)
蕗澤鴻太郎 23(群馬 111期)
小林裕一朗 24(千葉 111期)
出沢 拓矢 27(神奈 111期)
森川 康輔 21(岐阜 111期)
吉田 智哉 20(愛媛 111期)
平尾 一晃 21(長崎 111期)
照屋 将貴 23(沖縄 111期)

★久留米バンクの特徴★
 妙なクセもなく、ほぼ標準的な400走路。暖かくなると走路は軽くなる。この時期は先行有利と言えるが、トップレーサーが集まるGⅢとなると逃げ切りはさすがに厳しい。カントはきつく、コーナーの出口で外に膨らむことがなく、まくりが決まるようになった。50・7㍍と直線のみなし距離は短め。内、中、外と平均的して伸び、先手ラインの3番手から中バンクを使い、突き抜けるシーンもしばしば目にする。