今年の競輪GⅠ第5弾「第28回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」は、あす11日に開幕。

 

 優勝賞金2940万円(副賞含む)を懸けて群馬県・グリーンドーム前橋で10月11、13、14、15日の4日間にわたって開催される。S級S班6選手を含む総勢108人の精鋭が出場。

 

 関東のエース・平原康多ほか浅井康太、清水裕友、郡司浩平、渡辺一成、中川誠一郎、松浦悠士、佐藤慎太郎、三谷竜生ら豪華メンバーにより熱戦が繰り広げられる。

 関東のエース健在

平原康多20191010前橋

平原 康多 

 17年2月取手全日本選抜以来のGⅠ制覇へ、平原が気持ちを強くして挑む。

 

 昨年と今年は関東でのGⅠ開催がこの前橋寛仁親王牌だけ。地区のエースにとっては待ち遠しかった舞台だろう。昨年は決勝に進み、自力で戦ったが3着まで。その悔しさを晴らすためにも優勝あるのみ。

 

 今年の賞金ランク(現在6位)を意識するまでもなく、ここを勝って一気に7年連続グランプリ出場を決定させる。落車後だったGⅡ松阪共同通信社杯では決勝3着。状態面に不安はないだろう。主役の座は誰にも譲らない。

 関東では共同通信社杯でも平原と連係した諸橋、地元GⅠに燃える木暮もV獲りへ名乗り。諸橋は今期好調持続。初戦の弥彦記念で地元GⅢ3連覇を決めると名古屋オールスターで決勝3着、共同通信社杯では初日から3走無傷で決勝に進んだ。

 

 木暮は6月岸和田高松宮記念杯で1年ぶりにGⅠ決勝入り。その後はFⅠで優勝1回、記念で決勝2着が2回。ビッグ初Vへホームバンクで集中。気合の走りで結果を求める。