渡辺の進化 |
渡辺雄太は次代を背負って立つ南関地区期待の若手自力型。いや、昨年に記念で2Vを決め、今年3月大垣ウィナーズカップでGⅡの決勝も経験。すでに南関の主力を担う選手の1人と言っていい。ステップアップした現時点の自身については「特に自分の中では変わりないんですけど、レースがうまくいくようになったかな」と分析。GⅠ・GⅡ各2勝、GP出場3回を誇る、叔父で偉大な師匠である渡辺晴智(73期)の教えとオーラも渡辺をより大きく成長させているか。
ダービーは16年5月の初出場から今回で4回目。「(開催日程が)一番長い大会だし、一番大きいGⅠタイトルだと思うので、どうにかして優勝したいですね」。初めて1走目で特選にシードされ「そこで勢いを付けて〝特特選〟(特選3着までが進めるゴールデンレーサー賞)に乗れるように」と初戦からのスタートダッシュをもくろむ。
組み立ては状況次第だが強じんな地脚を武器に、先行かまくりで力を発揮。南関の中でしっかり役割を果たしつつ頂点を目指す。