オープニングレースはオールラウンダーの細田愛未（写真）を狙ってみたい。
 
 前回前橋（③③❻）の動きは決して良くないが、その原因はセッティング。知らず知らずのうちにズレが生じており、師匠の太田真一が指摘。微調整したことで練習では好感触を取り戻した。
 
 人気は１枠の荒牧聖未に集まるが、予選に関しては直近３場所で未勝利。付け入る隙はある。細田は４月当地で完全Ｖを飾っており、好イメージで走ることが可能。荒牧より前団に位置して先に捲るパターンで一発だ。
 
 ３連単❷から２着❶❸❹、３着❶❸❹❺❻へ。

 差し脚が好調な鳥生知八（写真）が波乱を演出する。
 
  ２勝を挙げた前走の動きが圧巻。初日は捲った友永龍介を差したものだが、最終日は最終バック最後方から車群を縫って中割り。元々はタテ型のタイプで外を踏むのが得意。それが狭いコースを突っ込んでこれるのは好調の証しだ。
 
  現在295勝。大台が目前に迫っていることがモチベーションをかき立てる。前を任せる木村浩宣は小倉好走型。鳥生はその動きにスピードをもらい鋭脚を繰り出す。
 
 ３連単❹＝❶❷―３着総流し。

 穴党は蓮井祐輝（写真）の抜け出しが狙いだ。
 
  目標にする小笹隼人とは前場所の松阪で２度連係。決勝は小笹１着、蓮井２着と見事にワンツーを決めている。
 
 注目したいのがその前走・初日特選での連係。小笹は本来捲りが得意なのに蓮井を連れて残り２周から逃げている。蓮井は番手で懸命な援護をして３着に入った。他地区同士の連係だが、呼吸はピッタリ。「小倉は前々へ踏んでないと捲れない」と話す小笹がここも意表を突いて逃げる展開は十分考えられる。
 
 蓮井は番手有利に４コーナーを回れば、後ろがＳ級点へ勝負駆けの内村泰三がいるだけに踏むしかない。
 
 ３連単❷―❶❸❹―３着総流し。（小野　祐一）