<チャリロト杯展望>

 

 今節はA級3班チャレンジ戦(7車立て、7レース制)。自力型のV有力候補としては、113期の井田晶之(愛知)、藤井将(広島)と、大ケガを負った影響で今期A級1班から3班に下がった夏目新吾(静岡・103期)が3強。

 

 その中で今期の優勝数はデビュー3戦目の8月宇都宮(1着同着)から10月青森、11月広島と3回決めている井田が最多。野球出身で身長182.5㌢、体重97㌔の恵まれた体格を生かしたパワフルな積極戦法が持ち味。3Vのうち、特に好内容が光ったのが青森の決勝。打鐘で上昇した同期の強敵・樋口開土(東京)を突っ張って壮絶なモガき合い。井田は内でこらえて樋口との力勝負を制すと、ゴール線までしっかり踏み切って先頭のままゴールした。初出走の玉野バンクでも果敢な走りで流れを支配するか。今期4回目のVへ、ハイパワーを披露する。

 

 藤井は展開をよく見ながら仕掛けるタイプ。決まり手は先行よりもまくりの方が多い。初Vを決めた前走川崎では勝負どころで6番手と位置が悪くなったが、冷静にタイミングを計って3角から踏み込むとゴール前で外を鋭く強襲。勢いに乗り、ここで連続Vを狙う。11月広島では井田に敗れて惜しくも決勝2着。地元で味わった悔しさもバネにして勝利を手にしたい。

 

 夏目は17年1月に交通事故に遭い意識不明の重体に。生死をさまようほどの状況から1年3カ月の欠場期間を経て今年4月に実戦復帰。3場所目の5月西武園(1、2班戦)で逃げ切り3連勝を決めて見事に復活を果たした。今期はやむなく降格となったが、7月別府、10月宇都宮と完全V2回のほか実力通り成績は安定。S級にも在籍して培った逃げの高い経験値は大きな武器。積極先行のスタイルで貫禄の走りを見せる。

 

 追い込み型で注目は守田秀昭(熊本・67期)と今村俊雄(山梨・99期)の2人。守田は9月名古屋で今期初V。その後の4場所は決勝を外しているが、西日本の自力型が多い今シリーズは位置取りに労する心配がなさそう。過去にはGⅡで決勝進出の実績もある実力者。展開が向けばチャンスは逃さない。今村は東日本で夏目との連係が有力。番手でしっかりガードして直線勝負に懸ける。

 

 大中拓磨(兵庫・111期)も車券への貢献度は高く、ここも自力で好走を見せるか。17年7月のデビューからまだない優勝へ向けて積極策で力を出し切る。113期ではV有力候補に挙げた2人のほか、土居佑次(高知・113期)も積極果敢な走りで上位をうかがう。大中同様、初Vゲットへ気合の仕掛けで存在感を示す。

 

 <玉野バンク、ミッドナイトでの注目選手>

 

  松田直也(大分・92期)16年はA級2班に在籍し、17年から3班。来期は再び2班に復帰する。玉野チャレンジ戦では15年6月に完全Vも、今年1月昼間開催では⑦②落と結果を出せなかった。その分も、ここに気合。直近4場所は予選、準決で敗れているが、その前の10月富山は逃げた栗本尚宗(千葉・113期)との連係からまくってV奪取。底力は見逃せない。

 

 中畑利英(和歌山・67期)玉野ミッドナイトは17年7月に予選、準決と2着で決勝へ。前々走広島の準決では打鐘先行の井田にピタリと続きG前で差し切っている。ここも中近で井田との連係が考えられ、踏みだしに食らい付けば決勝でも連絡みが浮上する。

 

 大田啓介(岡山・73期)地元玉野のチャレンジ戦は17年1月昼間開催①②❷着以来。ここは中国同士の藤井との連係が望める。気持ちの入るホームバンクで活躍が見られるか。

 

 中村秀幸(高知・60期)9月玉野ナイターのほか、今期は4回決勝に進出。差し脚に切れがあり、流れに乗って踏み込むと決勝でも確定板入りの可能性がある。