別府バンクの特徴

 周長400㍍、直線みなし距離59・96㍍、最大カントは33度41分24秒。冬場はBS向かい風が機動力型を悩ませるが、夏場のこの時期は風も弱まる。とはいえ、トップクラスが集まるGⅡ開催だけに、逃げ切るのは難しい。車券戦術は追い込み中心となるが、きつめのカントを利してのまくりも幅を利かせることだろう。ただし、遅めのまくりは3角からの上りで失速する。早めにスパートするカマシ、まくりが有効だ。
 

別府競輪過去のビッグレース

 1991、92年にGⅡふるさとダービー(2008年広島を最後に廃止)を開催。91年の同ダービーは豊田知之(59期・引退)、92年は吉岡稔真(65期・引退)が優勝。08年にはGⅡ東西王座戦が行われ、東は佐藤友和(88期)、西は小嶋敬二(74期)が優勝した。15年には全日本プロ選手権大会記念競輪(全プロ=FⅡ)が開催され武田豊樹(88期)が優勝。今年2月にはGⅠ全日本選抜を初めて開催し、中川誠一郎が優勝した。GⅡサマーナイトフェスティバルが当地で行われるのも初めてになる。