当然のごとく、地元青森勢のほか北日本地区の面々もハッスルする。
高橋陽介は地元戦を走るのが1年9カ月ぶり。18年記念では準決4着。惜しくも決勝入りを逃している。ここは、その悔しさを晴らす舞台になる。八戸同士の坂本周作、周輝や同支部でパワーのある藤根俊貴、S級に特進して追加で初戦を迎える小原丈一郎ら後輩の自力型と連係。動ける脚質で好位置を回ることができれば有利に運べる。
青森に岩手と秋田も含めた地元勢の中で競走得点最上位は、追い込み型として着実に成績をアップさせている鹿内翔。こちらは昨年の記念準決で4着。高橋と同様、まずは決勝進出が最低限のノルマとなる。藤根、新山将史、伊藤大志は昨年の記念で決勝入り。今回不出場の新山響平が藤根の番手を回り、その後ろに新山将―伊藤で結束した。結果は響平の優勝で新山兄弟がワンツー。伊藤は4着だった。ここもファイナルに進んで存在感を示したい。
佐藤和也は前走函館FⅠで初日特選、準決と連勝。S級では初となるホームバンクVへ勢いをつなげる。佐藤博紀も同県藤根との連係を含め流れに乗ればVチャンスが巡ってきそうだ。