ガールズ選手の誰もが話すのが、レース内容の急激なレベルアップだ。上がりタイムは11秒台になることも多くスピードがなければ勝負にならない。「この流れに置いていかれないように」と練習ではしっかりとスピード強化に取り組んでいる。近況はVがなく「最近は勝ち切れていません。取りこぼしは良くない。決勝で勝てていません」と話すが、自転車のセッティングを含め、さまざまな試行錯誤を重ねて、強くなるための努力を続けている。
 
 トライアルではグループBに。ここには小林優香、太田りゆ、梅川風子と3人のナショナルチームの選手がいる。
 
 「世界で活躍している選手と走ることは、めったにないのでワクワクします。背負うものがないのでレースが楽しみです」
 
 挑戦者として思い切ってぶつかっていくだけだ。直前の防府初日には賞金ランキング2位の石井貴子を破って勝利とムードはアップ。持ち味の自在の走りに、強化されたスピードで実力者のそろったBグループで存在感を示す。