パワーでリードする新山がレースを支配する。前回の小田原FⅠ戦では圧倒的ばレース内容で完全Vを決めている。強烈なダッシュ力にくわえて末の粘りも強じんだ。500バンクでも果敢に主導権を握っていくレースが予想される。後ろの佐藤の援護は心強くゴール前は好勝負へ。佐藤以外にもタテ脚鋭い永沢、さばきシャープな竹内と北日本ラインの層は厚い。

 真杉は5月ダービーで、初日からは初のGⅠ出場ながら決勝進出を決めた。以後も持ち味の先行力を発揮して好成績を残している。新山は強敵になるが、勢い十分に力勝負を挑む。同じ栃木の自力ある長島だが、ここは真杉マークから上位進出をはかる。南関東の岡村はシャープな追い込みに定評。ラインの自力選手が劣勢なので、先行ラインに乗って脚をためる流れに。

 近畿勢は村上を筆頭に実力派がズラリ。元・高知の山本が先行、捲りの自力の威力を発揮する。村上がマークから貫禄の運びで抜け出す。好調キープの松岡がタテ脚の威力を発揮だ。中部の吉田が乱戦を待っての一撃にかける。

 元地区の四国勢が気迫で挑む。先頭を走るのは香川の石原。新鋭らしいバック回数20の積極駆けでFⅠ戦で大暴れ。記念でも十分に上位進出が狙えるパワーを秘める。1月松山記念Vの松本、好調・佐々木の自力選手が石原とタッグを組むなら他ラインにとっては脅威だ。九州勢では山田が位置にこだわっての走り。強烈捲りに注目。小川の差し脚に出番も。