松阪競輪場のGⅢ開設71周年記念「蒲生氏郷杯王座競輪」が9日に開幕する。競輪界を代表する実力者が集結。S班は守沢太志、平原康多、郡司浩平、清水裕友の4人が参戦。地元からはエース浅井康太が登場。極上の勝負強さを発揮して三重のトリデを守る。他にも強豪が続々参戦。4日間、白熱の戦いは必至だ。


 地元の絶対エース浅井康太が三重のトリデを守る。今年はここまでFⅠ戦で4V。ビッグレースに目を向ければ京王閣ダービーで優出を果たしているが、若干物足りない印象だ。ダービー以降の特別競輪では岸和田高松宮記念杯、函館サマーナイト、平オールスターでは決勝進出を逃しているが、いずれも展開が向かなかっただけ。決して悲観する内容ではない。リズムがかみ合わなかったのが敗因だろう。

 グランプリ2度の制覇に加えてGⅠ3Vの実績は異彩の輝きを放っている。長年、中部地区をけん引してきたエースは、リズムさえかみ合えばいつでも復権できる準備はできている。

 浅井自身、つねに進化を遂げている。試行錯誤を重ねながら最善の道を見つけて、あくなき進化を求めていることが成長へとつながっている。番手での仕事には定評があるが、本領の自力戦での動きにも磨きがかかっている。今年の4Vはすべて自力戦で記録したもの。冷静沈着な組み立てから放たれるシャープなタテ脚は競輪界屈指。加えて今回は勝手を知る地元バンクで、アドバンテージも大きい。現在賞金ランキングは9位で、グランプリ出場へは正念場だ。熟知している地元で是が非でも賞金の上積みは欲しいところ。舞台は整っている。抜群の勝負強さと、絶品のタテ脚を発揮して、地元で復権Vを飾る。