吉田拓矢(左)と諸橋愛

 平原康多の親王牌Vに沸く関東勢。今回は平原不在だが、決勝に進出した吉田拓矢と諸橋愛が参戦。吉田は6月の岸和田・高松宮杯優出→久留米記念Vの再現で、親王牌優出→防府記念Vがあるかも。諸橋は全身全霊をかけて臨んだ地元GⅠの決勝で落車。心身両面でのダメージは気になるが、出てくる以上はハイパフォーマンスを見せてくれるはずだ。親王牌に出場した雨谷一樹と柿沢大貴の2人にも注目だ。

 南関勢は鈴木裕、松坂洋平、小原大樹、東龍之介が上位争いをにぎわす。

 中部勢は皿屋豊の機動力に期待が懸かる。笠松信幸と志智俊夫が決め脚を発揮するシーンもありそうだ。

 近畿勢は大黒柱の村上義弘を中心に実力者が集結。実績十分な三谷竜生や南修二もいて、高久保雄介や岡崎智哉の奮闘次第では複数名がファイナルにコマを進めるケースもあるかも。

 中国勢との連係もありそうな四国勢は小倉竜二、香川雄介、小川真太郎、渡部哲男と、実力者たちが控えており上位進出を狙う。

 九州勢は山田英明に、園田匠と小川勇介の不動會コンビが中心となる。熊本記念in久留米で準決勝進出した林慶次郎や、平塚記念に続いて2回目の記念参戦となる117期の兼本将太の走りにも注目したい。昨年の71周年記念で優出した市橋司優人が今年も大暴れを狙う。