先行予想

 

地元地区で譲れない

脇本 雄太

 脇本が圧倒的なスピードとパワーで他ラインを封じていく。Vが期待された前走の共同通信社杯は、2日目で連勝は21で止まった。「良くないままの4日間でした。調子は下がっている感じがありました」と無念に終わったシリーズを振り返る。今シリーズへ向けて日にちはなく、疲れは残るが地元地区の記念開催で気合を入れて臨む。

 

 

 脇本の後位を守っていくのがさばき厳しい稲川、共同杯でも脇本と連係した自力の岡崎、地元戦で気合十分の稲垣、高久保だ。追走に集中して近畿ワンツーを目指す。

 関東勢が結束して挑む。吉田、坂井と有力な自力選手がいるのが強みだ。ラインを固めるのはタテ脚確かな神山に木暮。吉田の先行で近畿ラインを後方に置く展開に持ち込みチャンスをうかがう。

 

 清水がS班の実力を発揮する。自力で組み立てるのはもちろん、位置にもこだわる走りになる。理想は他ラインを逃がし中団を確保して近畿勢を後方に置いての先捲りだ。マークするのは小倉で気迫あふれるプレーは健在。清水と好連係を決めて激戦を抜け出すか。

 南関ラインは前走でFⅠ完全Vの根田の存在が心強い。持ち味のパワーを発揮してレースの主導権を握る展開は十分。前走の動きが良かった鈴木が追走からシャープに運ぶ。ラインを固める小原の安定感も光る。

 

 

 北日本の成田が完全復活の動きを見せている。ライン的に目標選択には悩みそうだがシャープにさばいて好位を確保して追い込み勝負へ。こちらも実力者の佐藤は脚をためていく流れになりそうだ。