22年ビッグレース第2弾のGⅡ「第6回ウィナーズカップ」は、18日から21日まで4日間にわたって宇都宮競輪場で開催される。S級S班9選手のほか力のある若手も含め豪華メンバーが集結。関東のエース・平原康多ら出場108選手が優勝賞金2279万円を懸けて熱闘を繰り広げる。なお最終日の第9Rではガールズの特別レース「ガールズケイリンコレクション2022宇都宮ステージ」が児玉碧衣、佐藤水菜、小林優香、高木真備、石井寛子、梅川風子、尾方真生の7選手により争われる。(電投番号「24#」)

<GⅡ見どころ>
直前の大垣は4連勝でV!関東ライン強力!!
平原が充実

 2月GⅠの取手全日本選抜に続き舞台は関東地区。エースの平原康多がラインをまとめ上げ強力連係をものにするか。取手では関東からファイナルに残ったのが自身1人。単騎戦で最後方になり見せ場がないまま8着。ここで同じてつは踏めない。今度こそ仲間と共に強い絆で決勝を戦いたい。

 戦力は豊富。S班同士の吉田拓矢と宿口陽一に加え頼もしい後輩が多数。初日特選は吉田拓とのタッグとなりそうだが2日目以降もラインの後輩に前を任せるレースが想定される。目指すのは決勝での関東ストロングライン。同志と力を合わせて取手の悔しさを晴らす。直前の大垣記念では無傷4連勝。気分良く臨めそうなことも大きなプラスになる。

 吉田拓は地元GⅠで二予5着。2日目にして圏外に。その雪辱なるか。注目は119期出世頭の弟・有希と初連係が実現するかどうか。吉田有はS級ですでにFⅠ優勝5回。パワーは底知れず、初のビッグでも決勝入りは十分にある。地元栃木勢は8人。真杉匠、坂井洋、長島大介が自力型で好調。動ける隅田洋介に金子幸央もムードがいい。

 先行日本一脇本雄太&昨年MVP古性優作の近畿勢も当然、注目の的。脇本は復帰3場所目。まだ本調子でなくても動きは迫力十分。自力でGPを制した古性は全日本選抜もラインの先頭でV。自信を深め、再び脇本とビッグでの連係へ。いわき平オールスター以来の差し切りVなるか。

 郡司浩平も高いレベルで安定。初めてビッグを制したのが17年のウィナーズカップ(高松)。ハイパワー深谷知広や松井宏佑らとの連係も含め、南関の軸としてどんな状況でもV争いへ。思い出深いシリーズで結果を求める。

 北日本のS班は佐藤慎太郎と守沢太志だが地区の中心はスピード断然の新田祐大だ。佐藤は初日特選から新田と連係。守沢は復調具合によるか。やや調子を落としているが競輪祭決勝で逃げて2着の新山響平も立て直してくると怖い。

 中国S班の松浦悠士、清水裕友は一昨年、昨年の覇者。松浦は前走落車の影響がどうか。清水も近況ひと息で好調時ほどの評価はしづらい。

 浅井康太は前走名古屋記念での失格から巻き返しへ。宇都宮では記念2回のV歴。得意走路で躍進も。復調途上だが実力のある山口拳矢も中部では有力なV候補に挙がる。