川崎競輪開設73周年記念GⅢ「桜花賞・海老澤清杯」は、4月14日から17日まで4日間にわたって開催される。

 今年は17年から続いたナイターではなくデイレース。シリーズ4回目のVを目指す地元の郡司浩平を主役に深谷知広、松浦悠士、吉田拓矢、吉沢純平、宿口陽一、守沢太志、小倉竜二、成田和也らS級S班5選手を含む豪華な顔ぶれがそろって熱戦を繰り広げる。(電投番号「34#」)

<GⅢ見どころ①>
平塚競輪ではまさかの9着
郡司 無念晴らす

 平塚の無念はここで晴らす。4月は地元での記念連戦となる郡司浩平。10日が最終日だった平塚では決勝まで好内容で勝ち上がるも流れに乗りきれず9着。平塚がホームの和田真久留、大塚玲と同県で連係したがラインから勝者を出すこともかなわなかった。次にGⅠ最高峰のダービー(5月3~8日、いわき平)が控えることもあり、その意味でもここは大事な戦い。ホームバンク川崎で4回目となる記念Vへ必勝の気持ちで挑む。

 基本は自力勝負だが南関同士の自力型が多数。中でも注目は昨年2月に川崎でGⅠ全日本選抜を制した決勝でも力を合わせた深谷知広との連係。その時と同じなら、深谷に前を任せてのレース。好ガードから差し切ってのワンツーを目指す。力のある松谷秀幸や内藤秀久といった地元追い込み陣もホームバンクの記念に気合。決勝入りを最低ノルマに熱い走りを見せるだろう。