4日制GⅢの第4回施設整備等協賛競輪in青森「縄文小牧野杯」は、4月28日から5月1日まで4日間にわたって青森競輪場で開催される。

 主役は関東の次代を担う119期出世頭のヤングパワー・吉田有希。9車立てGⅢでの初Vゲットへ。S級S班らトップクラスがいないだけにチャンスは十分とみていい。同県の山岸佳太や茨栃同士の神山雄一郎が吉田と連係。そのほか一発の魅力ある吉本卓仁や阿竹智史も虎視たんたんとV獲りを狙う。(電投番号「12#」)

<GⅢ見どころ①>
若武者・吉田
果敢に攻める

 GⅠいわき平ダービー組が不在となる中で注目を集めるのが関東ニュースター候補の吉田有希だ。昨年9月に本デビューから18連勝でS級特進後、すでにFⅠで6V。直近2場所は決勝7着とブレーキも、勢いを取り戻して再進撃へ。ここで本領を発揮できるか。

 実力は間違いなく上位で通用するレベル。本調子なら圧倒的な強さを見せる。気になる点は、まだ9車立てでヒットがないこと。これまでにGⅡとGⅢが1場所ずつ、FⅠでも12月静岡GPシリーズで9車立てを走ったが準決4着で決勝入りを逃している。ここでは、その課題をクリアすることが重要なテーマになる。積極果敢に攻めて9車立て、4日制GⅢでの初優勝を目指す。


 同県茨城同士で点数を持っているのが山岸佳太。ここは自力を封印して吉田と連係。思い描くのは決勝で番手を回っての差し切りVか。同じく茨城の朝倉智仁も吉田との連係を考えていそう。ここが負傷欠場明けの初戦。状態面が気になるところ。決勝に進むことができればV戦線に浮上する。さらに、輪界のレジェンド神山雄一郎と吉田の茨栃連係にも期待が膨らむ。初日に神山が特選シードなら、可能性は二次予選以降ということに。また神山にはGⅢ通算100Vの期待も。何としても決勝に進んで挑んでほしい。