<GⅢ見どころ②>

 九州の軸は吉本卓仁。同県後輩で機動力ある林慶次郎小川賢人との連係も考えられるが、自力で仕掛けても好勝負。差し脚を生かすのは大塚健一郎。好位を回って突っ込むと怖い。

 四国の主力は阿竹智史福島武士。目標不在となれば動ける阿竹が前で自在戦となるか。阿竹は前走高知の準決で落車負傷し、ここまで中5日。その影響がどうか。福島は鋭い差し脚を武器に上昇気配。前々走9車立ての平塚記念では一次予選1着で準決まで進出。ここでも切れ味を見せそう。


 地元青森勢では嵯峨昇喜郞が自力で徐々に復調。昨年9月の当地記念では準決で9着。その悔しさをここで晴らしたい。秋田の根本哲吏も青森は地元同然。動くことも可能だが嵯峨の仕掛けに乗っての勝負となるか。嵯峨が逃げて番手をすんなり回るとチャンス。追い込みの新山将史鹿内翔も地元でのGⅢに気合。ここに照準を合わせて奮戦する。

 南関では捲りに威力のある堀内俊介が気になる1人。流れに乗って仕掛けると浮上がある。