全冠制覇へ王手
新田 祐大
GⅠ全冠制覇へ親王牌を残すのみとなっているのが新田祐大。5月の落車負傷から調子が戻り切っていない状態でも注目度は高い。痛かったのは昨年の決勝。新山響平の逃げに乗って番手捲りも後ろにスイッチした平原に追い込まれ、自身は2着入線も斜行で失格。落胆から歓喜へ。再び新山との連係も含め、勝って偉業を果たせるか。北のS班2人は佐藤慎太郎と守沢太志。佐藤は共同通信社杯決勝での落車(再乗8着)後、ここが2場所目だが気力は変わらず充実。守沢も確かな実力で上位争いへ。初日特選で新田と一緒の成田和也は現在賞金ランク10位。9年ぶりのグランプリ出場へ一戦一戦が大事な戦いになる。