A級1・2班戦展望
林昌幸はA級2班ながら、シリーズリーダーの安東宏高に次ぐ競走得点をマーク。直線が長くて先行に不利とされるバンクでも果敢に先手を取って押し切る走りを展開。そのスピードとスタミナは、昇格が決まっているS級でも十分に通用しそうだ。初日、2日目に失敗することはほとんどなく、予選スタートでも問題はないだろう。混戦や後方に置かれたときの対応にやや課題を残すが、その活躍ぶりからすれば、優勝戦線の主役の1人であることは間違いない。
安東宏高
地元九州勢は、安東宏高が軸。7月の降級後はまだ優勝がないが、それでも出走メンバー中トップの競走得点をマークし、3連対率も8割5分以上と安定感は抜群。なんとか優勝を飾って、来期のS級復帰に勢いをつけたいところだ。
名川豊は10月の小倉で❶①❶。前節の西武園は❺④4と決勝を逃したが、動き自体は悪くない。
安東と同じく来期S級組の桶谷明誉(34=広島)、二條祐也(37=徳島)、棚橋努(41=岡山)、前田義和に、前走宇都宮で優勝した上川直己(26=栃木)、鈴木良太(45=静岡)、川崎健次(43=神奈川)、復調気配の金沢竜二(36=福島)ら有力選手が多数参戦する。