四日市競輪開設71周年記念GⅢナイター「泗水杯争奪戦」は、11月10日から13日まで4日間にわたって開催される。
S級S班から4人のほか豪華な顔ぶれがそろって激突。本線期待は平原康多を中心に厚い連係を見せる関東勢。今年のGⅠ2勝の古性優作や地元ホームバンクの四日市で通算5回目の記念制覇に挑む浅井康太、直近GⅠの前橋寛仁親王牌で決勝2着に入った守沢太志も有力なV候補。
好メンバーが繰り広げる白熱のバトルに注目だ。(電投番号「48#」)。
GⅢ見どころ
関東強力ライン‼ 前に坂井、後ろに宿口
関東の主力となる3人は京王閣記念決勝の1~3着。ただ決勝では埼玉S班の平原康多&宿口陽一と坂井洋は別線。平原の前に森田優弥がいて3番手に宿口、さらに中田健太で埼玉4車。坂井は茨栃連係でヤングパワーの吉田有希に前を任せて3番手に地元東京の高橋築。群馬の佐々木悠葵と神奈川の北井佑季が単騎という構成だった。前受けから森田が逃げ、最終1角6番手から吉田が捲るとバックで平原が合わせて出る。吉田は不発で坂井が自力に切り替えて捲り上げると平原が外にけん制し、4角で空いた内を踏み込んだ宿口がV。ゴール前で平原を捉えた坂井が2着に入り、平原は3着という結果だった。
坂井洋 宿口陽一
ここでは決勝に3人が進めば坂井を先頭に番手平原、3番手宿口での連係が考えられる。坂井は一段とパワーアップした印象。ここでも好勝負が望める。別線を封じきれば今度こそ番手を回る平原がVゲットへ。好展開をしっかりとものにする。坂井は昨年の覇者で、それが記念での初V。ラインの味方はなく単騎。位置は最後方になるも、前で仕掛けた同じく単騎の浅井康太を追う形からG前?輪捉えての勝利だった。ここでは関東ラインでの勝負へ。自力で迷わずに出ていく。宿口は3番手で仕事に集中。その上でV争いへ。G前での突き抜けに懸ける。