GⅢ見どころ

古性、浅井も注目

 古性優作は京王閣記念二予で不覚の5着。ここで巻き返しを狙う。近畿の軸として実力発揮。自力基本に隙のない運びで強さを見せる。

 当地記念5回目のVに燃えるのが地元エースの浅井康太。基本は同県ほか中部の仲間と力を合わせての勝負。組み合わせ次第では連係実績ある古性と中近でのタッグも。三重の追い込み型で得点上位は坂口晃輔。練習仲間でもある浅井との連係に集中して直線勝負に懸ける。

 北日本のS班は守沢太志。10月GⅠの前橋寛仁親王牌決勝で見せた捲りは強烈だった。小回りバンクで外に膨れてもG前鋭く強襲。内を突いて勝った新田祐大に際どく迫っての2着は優勝にも匹敵。ビッグ初制覇は近そう。守沢にとって頼れる自力型は小松崎大地。親王牌決勝は新田―小松崎―守沢のラインだったが、ここでは動く小松崎の番手か。前で仕掛ける小松崎に乗って鋭いタテ脚を発揮する。小松崎も直近3回のGⅠで決勝入りなど充実。仕掛けるタイミング次第では押し切りVも十分にありそう。

 九州で怖いのは北津留翼。捲りの破壊力は満点。流れに乗って出ると一気に浮上する。