激戦ムードが漂うが機動力で一歩リードするのは松岡晋乃介だ。今期は9月福井と10月小松島で連続Vのほか決勝での確定板入りが3回。成績は出場メンバーの中で最も安定している。仕掛けは状況次第で逃げても捲っても力を発揮できるタイプ。ラインで決めることも意識してチャンスを逃さずに出ていく。番手は中部同地区の追い込み型で得点上位の坂上樹大(石川・80期)になるか。今期はまだ優勝がないだけに、ここも含め残り2場所で決めたい気持ちは強いはず。ピタリと続いて直線勝負に懸ける。

 地元愛知の主力は確かな機動力を備える高橋成英(89期)とベテランマーカーの富永益生(66期)。高橋は名古屋がホームで今年初めての当地出場。吉岡と中部別線となるようでも富永とのワンツーへ気合の走り。しっかり仕掛けて力を出し切る。

 近畿は北川大五郎(103期)と鮫島康治(111期)が大阪同士。ともに自力型だけに、連係するにしても前後は微妙。力を合わせてすんなり並べるようなら強力だ。

 中四国の軸は追い込みで力のある上田学(愛媛・69期)になるか。前走地元戦の松山で吉岡を破ってV。中四国同士で動ける船瀬惇平(広島・111期)や多田晃紀(岡山・103期)との連係から切れ味を発揮する。

 今節競走得点最上位の中村良二(福岡・81期)も怖い1人。今期は失格1回はあるがほとんど決勝を外しておらず抜群の安定感。目標次第だが好位を回ると鋭く伸びてのVも。


チャレンジ戦

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