A級1、2班戦展望

 今井聡(東京・113期)は昨年8月ナイターFⅡ以来、約半年ぶりの京王閣参戦。前回は予選1着クリアも準決で4着。決勝進出ならず。その分も、ここで結果が欲しい。1班で競走得点は上位7人に入っており特選スタートが望めることもプラス。基本は自力勝負だが関東同士で先行力のある片桐善也(新潟・117期)との連係も。どうあれV獲りへ集中する。

 追い込み型の須藤直道(群馬・68期)も関東のV候補として見逃せない。今年初戦の1月豊橋でV。上越で片桐の番手を回るか動ける今井に任せるかは状況次第だが、鋭い差し脚で突き抜けも。

 南関は小林稜武(千葉・113期)、高木隆弘(神奈川・64期)、仁藤秀(静岡・117期)が競走得点90点以上。小林と仁藤は自力が持ち味だが決勝で一緒になれば力を合わせそう。ダッシュ鋭い仁藤が前で仕掛けるだろう。高木は自力型2人との連係に集中して直線勝負に懸ける。

 北日本の主力は高谷雅彦(青森・67期)と丸山貴秀(秋田・89期)。50代でも、まだまだ自力を出せる高谷が前で攻めの走り。もつれると一発がありそう。

 中部は機動力を生かす篠原忍(愛知・91期)に追い込みの吉村和之(岐阜・80期)と山田晃久(石川・77期)。前で仕掛ける篠原次第で上位独占が浮上する。

 坂本匡洋(大阪・91期)は近畿の目標が不在だが鋭い差し脚は軽視できない。先手ラインに乗って突っ込むと怖い。