7月からいよいよS級に初昇格する後藤大輝がもっとも注目を集める存在だ。決勝での取りこぼしも目立つがスピードは間違いなくA級屈指。近況は積極性も抜群で、佐世保バンクは初出走になるが先行有利の特性を考えるとアドバンテージの方が大きいだろう。

 地元の西田将士は先月の奈良で今年2度目のV。7月からは久々のS級復帰も決まっており、今年3度目の地元戦で大いに存在感をアピールしたい。当地戦連続Vを狙う鶴良生も見逃せない。自分で動いても強い上に、後輩の後藤との連係が叶えばVチャンスは更に拡大する。落車の影響が気になる加倉正義(51=福岡)もいて九州勢は層が厚い。

 他地区では今年2度のVがある畝木努(29=岡山)に、前期S級の西岡拓朗(39=広島)と須藤悟(33=千葉)も軽視は禁物。3月の立川決勝で落車(滑入6着)した鈴木涼介(25=福島)は復帰戦となる。1走目の走りに注目したい。佐山俊樹(33=埼玉)や平沼由充(47=福島)の差し脚も侮れない。


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