●A級1・2班戦展望
今年5Vの清水剛志(32=福井)と渡辺豪大(33=福岡)の大暴れに期待しよう。清水は4節連続優出中で、そのうち優勝2回、準Vが1回と好調。別府は2月に走り、優出を逃して白星なく終わった。来期はS級復帰が決まっており、今度こそは本来のパフォーマンスを披露してもらおう。
渡辺は前節の久留米で今年5度目のV。3場所前の失格で今期のS級点確保が微妙な情勢になっていたが、まだまだチャンスはありそう。4月開催の決勝で落車してしまった当地戦で好結果を残して来期に続く来々期のS級へ望みをつなげたいところだ。
畝木努 一丸尚伍
7月からS級復帰が決まっている畝木努(29=岡山)は戦法の幅が広がって大崩れが減った。現在は8節連続優出中。今回もきっちりとファイナル入りを決めるか。田川翔琉(25=熊本)は7月から初めてS級に昇格する。パワフルな機動力が魅力の有望株だ。
竹田和幸(46=岐阜)、坂本匡洋(39=大阪)、野本翔太(38=高知)、桑原亮(38=福岡)、魚屋周成(32=大分)も来期はS級戦士。桑原は正月開催の当地戦で準V、2月はVを飾った。前回の4月は優出を逃したが相性の良さは無視できない。魚屋は1月の広島決勝で誘導員早期追い抜きより2月から5月まで斡旋停止だった。地元のここが復帰戦。来期につなげる3日間にしたいところだ。
地元の一丸尚伍は4度目の地元参戦。1、2班戦で初出場だった前回の3月開催では初日1着後、準決勝が当日欠場と消化不良に終わってしまった。2連続完全Vだったチャレンジ時代を含め7走して全て1着。連勝をどこまで伸ばせるかにも注目したい。内藤久文(31=愛知)、山崎晃(37=石川)、増田仁(38=広島)、牛田樹希斗(24=愛知)の機動力も見逃せない。