期待は地元の山口伊吹。いつもニコニコして、取材でも丁寧に受け答えする、いい選手だ。もちろんレースになると表情が一変し、負けん気の強さを生かして、諦めない闘志を出してくる。今節はヒザの負傷明け。直前の玉野も欠場した。復帰は地元から行こうと決意しているのであろう。ただ今回は一度、走ってから決勝に向けての戦いになるであろう。8割程度、戻っていれば、今回のメンバーなら縦横無尽に攻めてV争いにきっと加わってくる。
細田愛未
山口伊吹に待ったをかけるレーサーは細田愛未。今年4V、直前の松戸ミッドで11❼ 。位置取り確か。道中、番手か3番手を奪い、先捲りが得意パターン。後手さえ踏まなければ、連日、人気に応えるであろう。
板根茜弥
追い込み勢では板根茜弥(34=東京110期)。本線の自力型と戦う時は、きっちり照準を絞り、連争いに加わってくる。持ち前の明るさは周知の通り。前々回福井で32❷。自力確かな吉村早耶香の2着なので上出来か。直前松戸ミッドでも決勝2着。好調だ。今回は細田愛未マークに絞ってくるかもしれない。
あとは板根と同じ東京勢の岡本二菜(25=118期)。4月の別府(42❶)では大本命の小林優香を相手に優勝した実績が光る。直前の高松では63❷。小林莉子に続く準V。徐々に調子を上げてきているので、今節も上位争いに絡んでくるはずだ。