1、2班戦は激戦必至だ。まずは地元の鶴良生に期待したい。直近では7月玉野(6②❶)で優勝。日野博幸の逃げを一気に捕らえる脚は見事であった。直前は武雄ミッド。実は前検日当日に2人欠場者が出て、急きょ参戦した。「練習中に連絡があり、すぐ行ける感じだったので。次の久留米は中2日になるけど大丈夫です」といつものように明るい表情である。今回は勝ってしるバンクだけに、決めたい一戦だ。援軍は地元の飯田裕次(38=福岡97期)、坂本晃輝(44=佐賀81期)が固めていく。
中部地区では疋田力也(22=愛知119期)に期待。負傷復帰後の2場所目、高知で1②❶。決勝では3番手に飛びつき、勝部貴博の先行を捲った。マークがタテ脚もある今岡徹二だったので価値ある優勝だ。今節も流れを見分けつつ、決勝で中団好位があれば、優勝も十分だ。マークは同県で手堅い小林信晴(45=愛知83期)か坂上忠克(49=石川71期)になってくる。
四国では伊藤大彦が主力。位置取り厳しく攻めていくのが身上。ただ今節はスジの目標が不在。中国勢との連係になるか。中国勢は2班でも昼田達哉が浮沈のカギを握っている。前回和歌山1②❺。1、2班戦に昇班後、きっちり決勝には進出している。カマシ、捲りに見どころがあり、今節も決勝には勝ち上がってくるか。特に師匠の片山智晴と同乗になれば気合倍増。この師弟コンビには注目したい。
近畿は今期S下がりの小林史也(37=和歌山107期)。前回四日市❶⑤5。まだムラがある現状だが、ツボにハマった時は上位仁が相手でも勝ち負けに持ち込んでくる。人気薄になっても道中の気配に要注意を。