A級戦展望

 121期勢が主力を形成する。1番手は関東の気鋭・加藤将武(22=埼玉・121期)だったが欠場。加藤将武マーク予定だった丸山直樹(38=埼玉93期)は安定した戦歴が光る。特に11月前橋から西武園まで3連続準V。ただ加藤が欠場となり、思案顔。脚をためての決め脚、勝負か。初日特選は北勢の3番手から差し勝負に出る。

 四国の気鋭・室井蓮太朗(22=徳島121期)は同期・加藤将武が欠場となり、V筆頭か。特昇後、2V。恵まれた体格をしており、カマシ捲りのスピードはS級クラス。おそらく決勝まではきっちり勝ち上がってくるであろう。と思ったが、前検日に話を聞けば直前、体調を崩し、腰痛も出て「今回は走ってみないと」初日の走りに注目してほしい。

 九州期待は地元の一丸尚伍(31=大分121期)であったが欠場。追加で岡山の山根慶太(24=岡123期)が入ってきた。昇班後も互角の戦いを演じている。迫力あるカマシ、捲りがサ裂すれば、1、2班戦、初Vも十分!

 近畿勢では吉堂将規(30=奈良115期)。前期S級で近況は落車負傷の影響はあったが、徐々に復調気配。前が先行争いになれば本領の捲りがサク裂するかもしれない。「だいぶ良くなってきました」。

 本来ならV候補筆頭となる岡崎景介(41=広島87期)は8月伊東で落車し、鎖骨と肋骨を骨折。その影響で腰も痛め、復帰後の高松では大敗続きで、直前の伊東A級ファイナルでも佐伯亮輔マークだったが、道中で遅れて9着。まだ6、7割の出来か。今節どこまで復調しているかがポイント。今節どこまで復調しているかがポイントだが「まだ全然。番手でも付いていけるかどうか」と弱気だ。


S級戦展望

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