ガールズ戦展望

 V筆頭格は吉村早耶香(26=静岡112期)。通算18Vの実績がある。前回平塚が11❺。決勝は最終ホームから逃げて、鈴木美教に捲られてしまった。それでも10月川崎では決勝で逃げ切り優勝と今年7V。まだ成績に波はあるが、きっちり体調さえ整っていれば力上位だ!

 九州期待は地元の山口伊吹(24=長崎116期)。前回京王閣は22❻。「調子が今ひとつ」の状態で、なんとかまとめた感じだ。前々回高知、3場所前の高松では準V。惜しいところまで迫っている。

 持ち味の切れのいいスピードを発揮すれば吉村早耶香に迫る。勝って知る地元バンクで今年を締めくくりたいのが本音であろう。今年2度目のVを狙っていく。

 九州では村田奈穂(32=熊本116期)も主力の一角。今年は優勝4回と充実した1年であった。久留米の小林優香らに練習のアドバイスをもらったり、パワーアップに強化したことが飛躍に、つながったか。

 先日の競輪祭は47欠(インフルエンザのため)。体調を立て直した前回向日町が23❼。まだパリッとした感じではなかったか。復調しているかどうかがカギ。節間の気配には要注意。

 実績では16年ガールズGP覇者の梶田舞(36=埼玉104期)は見逃せない存在だ。通算67Vは光っている。ただ近況は腰痛の影響もあり、好調時の伸びが見られないが、位置取りのうまさでカバーしていく。

 あとは果敢に攻める畠山ひすい(21=北海道121期)は当所向きの脚質。とにかく前々に踏んでいく。前回大垣が35❸。9月落車負傷から徐々に復調している感があり、好配狙いなら彼女かもしれない。


A級戦展望

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