中部
栗山 和樹
強さとうまさ兼備
在所3位の栗山和樹が最注目。大学卒業後、一度は就職するも自転車に乗る楽しさを思い出し選手の道へ。養成所の競走訓練では競技歴の長さを生かした自在な立ち回りで23勝を挙げた。デビュー後は「師匠(松岡篤哉)のように先行で戦えるように」と強さとうまさを兼備した走りを見せてくれるはずだ。また、ゴールデンキャップ獲得者の岩本叶馬、瀧川幸広にはチェックが必要。在所成績こそ上位ではないが、これは果敢に先行したもの。デビュー後に急上昇するのは、この手のタイプで潜在能力を爆発させる。
女子は卒業記念決勝2着の伊藤優里が見逃せない。競走訓練の先行回数はトップ。脚力ともに風を斬る度胸もある。「グランプリで戦いたいので、そこで戦っている人に教えてもらいたい」と浅井康太に弟子入り。GP2勝の師匠のもとでさらに力をつけるだろう。