ガールズ戦展望

 V候補筆頭は出走回数1000走を超え、通算優勝107回の小林莉子(30=東京102期)。昨年はガールズグランプリに出場できなかったが、今年こそは…の思いで年頭からのVラッシュ!確かな位置取りから早めの追い込み勝負で、きっちり前を捕らえている。長い自力勝負よりも自分の得意とする決め脚勝負に持ち込み、ズバッと伸びてくるのが彼女の良さ。

 直前の伊東記念4走走り、決勝は日野未来の会心駆けとなり、番手を追走。差せるかどうかの掛かり方だったが、きっちり差し切り6場所連続優勝。「本調子じゃなかった」と話すが、それでも結果を残す。さすがである。今節もメンバーを見渡せば小林莉子のVが最有力か。

 小林莉子に待ったをかけるのが鈴木美教(29=静岡112期)。ガツーンとハマった時のスピードはメンバー中、1、2である。今年は2月からスタートし、徐々にエンジンをかけている段階。大崩れすることなく、必ず連対には絡んでくる。当所との相性もよく、自力だけの比較なら鈴木美が1番手か。

 しかし前回伊東決勝のレース内容を見ると小林莉子を逆転するのはどうか。とにかく大本命を後方に置くか、内に封じる展開しかないか。

 上位2人とは少し差はあるが3番手評価は当銘沙恵美(25=愛知118期)。前々の自力自在戦で近況、好走するケースが多い。直前の前橋は32❼。1月、2月で準V2回と昨年以上の戦歴を残している。今回も位置取り次第では確定板には、きっちり絡んでくるか。

 あと地元戦では、必ず決勝には勝ち上がってくる林真奈美(38=福岡110期)が欠場となり、追加で124期の枝光美奈(福岡)が入った。近況の戦歴を見れば、予選、確定版が精一杯の感じ。目標は地元戦での決勝進出か。後手を踏まず、前々の攻めが必須となる。


A級戦展望

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