ガールズ戦展望
女子オールスター競輪(平塚)の直後とあって、児玉碧衣、佐藤水菜のような大駒は不在。参加メンバーは小粒だが、それはそれで見応え十分だ。
V争いの中心は地元の野口諭実可(32=大分)だ。今年は4V。そのうち2月と5月の地元戦をともに完全V。地元はめっぽう強い印象だ。基本は追い込みの脚質だが、近況は捲り兼備。位置取り巧みに健脚を見せつける。
永礼美瑠
対抗格は3連対率81.4%の安定感を誇る永礼美瑠(24=愛知)だ。今年は6月武雄と7月いわき平を制し2V。決勝常連の永礼が自在脚を使い野口に鋭く迫る。
同じ中部から太田瑛美(23=三重)が名乗りを挙げる。こちら太田も3月松阪と4月高松でV取りに成功。持ち点も54.09とメンバー中、最上位。柔軟なハンドルワークから好位をキープし逆転をもくろむ。
7月に8年4カ月ぶりに熊本競輪がリスタートを切り、高いモチベーションを保っているのが村田奈穂(32=熊本)と西島叶子(29=熊本)だ。ともに威力ある一発捲りを武器に持つ侮れない熊本コンビだ。
また今回は伊藤優里(19=三重)、磯村光舞(19=山口)の新人(126期)2人が参戦。熱戦に拍車をかける。