ガールズケイリンは山原さくら(31=高知)が堂々のV候補。ガールズGPをはじめ、GⅠ、コレクションなど数々の大舞台を経験している山原が新走路となった熊本バンクで力強く風を切る。直前の青森を3連勝で今年7度目の優勝をもぎとるなどタテに踏む脚力はメンバー中、最上位だ。
野口諭実可
対抗格は野口諭実可(32=大分)を推す。今年三つの別府はいずれも完全Vで制し、地元はめっぽう強いところを見せた。ただし直前の青森では2日目の予選2と決勝で山原を捕らえきれず、ともに2着惜敗している。リベンジの思いが強い野口の立ち回りから目が離せない。
藤田まりあ
もう一人。藤田まりあ(24=埼玉)がV争いに割って入る。今年5VとGⅠでも通用する脚力を身につけた。タテ脚で圧倒するタイプではないが、レースを読み取る目も確か。しぶとい位置取りから直線を伸ばしてくるシーンも思い浮かぶ。同じ埼玉の梶田舞(37)、小泉夢菜(25)も好走型。梶田は2度のGP制覇などネームバリューは高いし、小泉も決勝常連にまで成長している。