先行予想
【阿部】地元十連勝中
7月の開設74周年に続き今回のGⅢもナイターで行われる。直後にGⅠ寛仁親王牌が控えているとあってSS班は不在。いわゆる〝裏開催〟のGⅢとなる。
V最有力候補は7月のGⅢを含み、地元は目下10連勝中の阿部将大を推すのが自然だろう。勢いを増すタテ脚を主戦法に対応するとみたが、九州勢の折り合いもカギになる。
岩谷拓磨 杉森輝大
園田匠、小川勇介、岩谷拓磨ら不動会の面々に加え、大坪功一、林大悟の北九州勢らが多数参戦。阿部を勝たせる陣容になるのか、それとも別線になるのかが焦点。仮に別線になると岩谷が先陣を切るパターン。好調小川、差し脚キレる園田が急浮上する。
関東は杉森輝大が代表格。捲り兼備の杉森が長島大介と茨栃連係を組めるのはプラス材料だ。まして橋本瑠偉が先頭を走る並びになると杉森、長島にチャンスが訪れる。
中部は川口聖二が侮れない。持ち点109.25が示す通り好調をキープ。川口が逃げあり、捲りあり、さばきありの柔軟戦で活路を開く。好調上田国広との中部連係を警戒。
石塚輪太郎 池野健太
山本伸一 鈴木裕
【石塚】好勝負は必至
近畿から8月の富山GⅢで決勝に進出した石塚輪太郎が名乗りを挙げる。積極的な池野健太を目標にできると好勝負に持ち込める。さらに松村友和、山本伸一でラインを固めることができれば近畿勢にも勝機。
南関も鈴木裕、新田康仁が上位に割って入る。2班ながら機動力ある菅原大也との連係で好配を呼び込む。北日本は星野洋輝が孤軍奮闘。ライン的には劣勢でもツボにはまった捲りは脅威だ。