小原丈一郎
V最右翼に推すのは小原丈一郎だ。昨年後期に事故点により20年から4年間守り通したS級から降格となったが、タテに踏む脚力はメンバー中ピカイチ。それを証明するように前期A級では16場所を消化し、6Vを飾り、準Vも3度あるようにこのクラスでは一枚抜けた存在だ。自慢のパワーで今年初Vに照準を絞る。
岡部芳幸
小原と連係できる岡部芳幸(54=福島)もV圏内と言えよう。年齢からくる脚力の衰えは隠せないでいるが、S経験豊富なベテランだ。今年の仕事始め静岡を病気欠場し、体調面が懸念されるものの、調整はぬかりない。得点も97・64と最上位。小原が早めにスパートするケースでは逆転十分。
この北日本コンビに挑むのは伊藤慶太郎(31=埼玉)だ。S級から降格した昨年後期は3度の優勝を飾るなど底力はある。ケレン味のないタテ脚勝負で小原擁する北日本の牙城を脅かす。
巴直也
南関は巴直也(36=神奈川)が代表格。こちら巴も昨年はS級で戦った実力者。格付け2班ながら添田龍児(24=神奈川)とタッグを組めるのはプラス材料。添田の攻め方次第では巴にもチャンス。
九州は復調ムードの萱島大介(45=大分)がV争いに名乗りを挙げる。萱島も昨年までS級に在籍。落車の影響で低空飛行を続けたが、直前の熊本では❸①❸と好走し、存在をアピールした。タテ脚を残している松岡孝高(39=熊本)を目標に萱島が波乱を呼び込む。中近は劣勢。
四国からは日野博幸(40=愛媛)が一発をもくろむ。前回の熊本は❺①❺。準決の動きは力強かった。中国勢ではタテ、ヨコ何でもこなせる佐伯辰哉(28=広島)が侮れない。