ガールズ戦展望
山原さくら
ガールズケイリンは山原さくら(32=山口)と吉川美穂(32=和歌山)がVの双璧。
山原は昨年13Vを手したガールズケイリン屈指の実力者だ。一方の吉川は昨年8V。自在性ある吉川に対し、山原は行けるところをドカンとスパートし押し切りを狙う。
昨秋、生まれ育った高知から山口に移籍した山原は地元の利を生かす。今年の山原は年またぎの松山を完全V。前々回の同じ松山を3連勝で飾るなど相変わらずタテ脚は力強い。
吉川美穂
吉川の安定感も光る。今年4場所はすべて決勝進出。直前の大宮を3連勝で制し、今年初Vを手にした。かまし、捲りの山原に対し、吉川は差し、捲りの脚質。
短走路でおまけに3割増しの地元ということで山原にわずか分があるが、吉川とは甲乙付けがたい評価だ。いずれにしても山原VS吉川の図式に変わりない。
第2勢力は下条未悠(24=富山)、長澤彩(36=福岡)、西島叶子(30=熊本)。前述2強には脚力差を感じずにはいられないが、山原、吉川が意地を張り合う流れになると出番があるかもしれない。