ガールズ戦展望
坂口楓華
持ち点57.47の坂口楓華(27=愛知)と56.41の小林優香(31=福岡)による力勝負が有力だ。大舞台の実績は小林が頭一つ上回るが、近況の勢いは坂口がリードする。
直前のオールガールズクラシック(岐阜)は上位のカベに阻まれ未勝利に終わっているが、今年すでに8Vを手にしているように一般戦となると話は別。自慢のタテ攻撃で主役を演じてくれよう。
意地もある小林が好勝負に持ち込む。こちら小林もオールガールズクラシックで決勝進出を逃がしたが、最終日に1勝を挙げ、面目は保った。
近況は戦法に変化あり。これまで力でねじ伏せるのが小林のパターンだったが、年齢とともに自在に立ち回るパターンが見受けられる。むろんタテ脚が基本。場合によっては位置取りをこなし追い込みに転じるケースもある。
中野咲 松井優佳
好調キープする中野咲(28=愛知)、松井優佳(26=大阪)が第2勢力。
捲り兼備に戦う中野は決勝常連にまで成長。松井はケレン味のない自力勝負が持ち味。坂口、小林相手にどういった攻めを見せるかが興味深い。
復調ムードの長沢彩(36=福岡)が波乱を呼び込むか。