チャレンジ戦展望


 V争いの軸は125期の岩元叶馬(22=富山)だ。今年は1月宇都宮での完全Vを皮切りに、3月玉野、5月の岐阜、大宮で優勝。特に初日の成績は抜群で、準決は1度も逃していない。昨年の本格デビューからここまでは通算57勝、9Vと順調に実績を重ねている。直前名古屋の「レインボーカップチャレンジファイナル」は5着と悔しい結果に終わっただけに、ここは気合を入れ直してくるはず。

 岩元の最大のライバルとなるのが同期の藤井優希(26=山口)だ。本格デビューからの通算成績は40勝で2Vと岩元にやや負けているが、今年に限ってみれば岩元に引けを取らない好成績を挙げており、近況に限っていえば勢いはほぼ互角。上がりタイムから見て、スピード的にも差はほとんどないとみていい。

 小山峻汰(25=熊本)は通算21勝で1Vと実績は岩元、藤井に劣っているが、差しもこなせる自在性は大きな武器になる。展開次第では岩元と藤井を打ち破るチャンスはある。同じ125期の藤原夏志(27=大阪)は捲り中心の走りだけに、道中の位置取りが大きなカギになる。125期以外では大崩れが少ない岡崎和久(49=奈良)、前期はA2班だった荒木真慈(53=熊本)らの経験豊富な走りからも目が離せない。


1、2班戦展望


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