ガールズ戦展望
久米詩
今年すでに9Vをマークしている久米詩が一枚抜けた存在だ。直前のGⅠパールカップは初日に痛恨の落車失格を喫したが、調整に余念がない。また、走る以上は負けられないメンバー構成と言える。ガールズケイリンは今、佐藤水菜(神奈川)の1強時代。むろん久米が殻を破りたい。
23年5月のコレクション(平塚)、同年7月のフェスティバル(函館)を制すなどグレードレースの実績も積み重ねてきた。今回のメンバーは久米が断トツ。逃げてよし、捲ってよし、好位さばいてよしと柔軟な振る舞いから今年10Vを達成することだろう。
藤田まりあ 中野咲
第2勢力は藤田まりあ(25=埼玉)、中野咲(28=愛知)、宇野紅音(21=岐阜)、村田奈穂(33=熊本)あたり。いずれもコンスタントに決勝に進め気配は上々。前述の久米にどこまで迫るかが見どころ。