A級1、2班戦展望
山田雄大
前期S級の4人がシリーズを引っ張る。シリーズリーダーは山田雄大(25=埼玉)だ。前期はS級1班に在籍した実力者で5月青森FⅠでは完全VでS級初優勝を飾った。降級初戦の函館は決勝3着だったが、1場所欠場して臨んだ四日市はまさかの❺⑤6と精彩を欠いた。パワー断然なのは間違いないだけに状態が注目される。
鰐淵圭佑(41=群馬)は降級後4場所すべてで決勝進出と安定感を示している。山田マークから久々のVを狙う。
地元戦に燃えるのが寺崎祐樹(38=熊本)だ。降級初戦だった前走の高知は❸①❷と準V。今開催も同配分の小柳辰徳の3番手、2番手、3番手回りから結果を残した。昨年9月の地元ミッドナイトは2③2と惜しくも決勝進出を逃しただけに、今度は特選スタートを生かして15年2月以来となる地元戦ファイナル進出を目指す。
春日勇人(49=千葉)は前期終盤の落車が響いて降級後は3場所を欠場。復帰戦の川崎は❼⑦7と苦しい戦いとなった。どこまで上積みさせられているかがカギになりそう。
小川将二郎
来期は待望の初S級昇格が濃厚の小川将二郎(23=徳島)は今年20場所走って決勝進出を逃したのは3回だけ。安定感は申し分ない。熊本は❸①❻だった3月のミッドナイト以来の参戦で今回も大暴れを狙う。
5月の函館で完全優勝した小笠原光(29=岩手)は11場所連続で決勝進出中。初登場の当バンクを攻略できれば今年5度目のVも見えてくる。
中園和剛(43=福岡)は7月静岡ミッドで久々のV。5月ミッドに続く当地連続決勝進出なるか注目だ。
他にも大矢将大(46=埼玉)、花田将司(38=千葉)、遠藤勝弥(35=静岡)、小柳智徳(27=長崎)が直近4カ月の競走得点90点オーバー。小柳は7月の地元戦で今年4度目のV。前回の高知では3日間主導権を奪って❷③❸と奮闘した。決勝進出した昨年12月のミッドナイトに続く当地での好走に期待したい。
ムラはあるが5月の地元戦でVを飾った山崎航(30=山口)、6月の別府で完全優勝した梶原大地(28=福岡)も見逃せない。決め脚上々の坂本晃輝(46=佐賀)や、7月から昇班した125期の松本定(29=福岡)のパワーも魅力たっぷりだ。
地元の園田鉄兵(41=熊本)は前回の富山で久々に準決勝進出。今回もまずは準決勝に勝ち上がりたい。