チャレンジ戦展望
新垣慶晃
先月本格デビューした127期は新垣慶晃(24=沖縄)、藤田楓(22=岡山)、佐藤魁皇(22=熊本)、利川寛太(26=山口)の4人が参戦。
新垣は本デビュー初戦の玉野を完全V。続く別府も1①❷と奮闘した。師匠の仲松勝太が素質の高さに太鼓判を押す実力を持っている。宇都宮女子オールスター開催中にアドバンスルールで行われたルーキーシリーズプラスは決勝進出を果たすも3日間未勝利に終わった。心身共に刺激が入ったはずで、今回から再び進撃を開始する。
S級で奮闘する藤田昌宏を父に持つ藤田楓も本デビュー初戦の高知で完全V。本デビュー後は宇都宮ルーキーシリーズプラスを含め決勝を外していない。宇都宮決勝は新垣に先着しており、2度目のVなるか注目だ。
佐藤魁皇は本デビュー後初の地元戦に挑む。2場所前の小倉ミッドは2着3本で準Vとハッスルした。今回は師匠の倉岡慎太郎と同配分で気合も入るはず。まずは決勝進出に全力投球だ。
利川寛太は本デビュー後の2場所は、久留米と佐世保で決勝進出。まだ1着はないが、ウエイトリフティングで鍛えたパワーは底知れない。
ルーキー4人以外では前期1、2班戦で決勝進出も果たしている泉文人(35=福島)が最上位の存在。降班後の3場所は決勝進出を外さず、4着以下も1度もなし。直前の川崎決勝は木村優駿マークからVをゲットした。東勢に強力な若手機動型が不在の今回は自ら動く3日間になりそう。ルーキーらに経験値の違いを示して連続Vを狙う。
内海雅夫(46=群馬)は降班初戦の函館で1②❷と好走。すでに今期3度のファイナル入りをしている勝俣亮(47=神奈川)や、まだまだ元気な会田正一(55=千葉)、前回の岸和田で準Vと奮闘した加賀美智史(42=山梨)、自力脚秘める白浜一平(31=長崎)も侮れない。
地元勢はルーキーの佐藤に、倉岡慎太郎(57=熊本)、荒木真慈(53=熊本)も参戦してシリーズを沸かせる。