◆A級1、2班戦

堀川敬太郎
堀川敬太郎を主役に推す。S級では目立った活躍はできなかったが、1年ぶりの1、2班戦となる今期は7月富山で準V、8月高知で降級後初優勝を飾っており、このメンバーでも力上位の存在といっていい。
昨年7月にS級に昇格する以前は、積極的に先行し強力な地脚を生かして押しきるスタイルが中心だった。上位での戦いを経験した今は、自力を軸に展開に応じて自在な走りもこなすことも増え、成績の安定感は増している。
走り慣れた地元バンクでの開催となれば、地の利を生かした走りもできる。前期S級の飯田裕次や久留米の先輩・小竹洋平の福岡勢と強力タッグを組んで優勝を狙っていく。

細中翔太
機動力でいけば細中翔太もV候補に挙がってくる。直前の8月佐世保は望月一成―福田拓也―藤原憲征の強力東ラインに封じ込まれて持ち味を発揮できずに7着に敗れたものの、近況はコンスタントに決勝に進めており、春先の不調からは完全に脱した様子。
悩みながら試行錯誤し続けてきた自転車のセッティングに最適解が見つかり、走りのさらなる向上が期待できる。最近はカマシや捲りにも磨きをかけているが、今節は師匠の片山智晴が参戦するとなれば、自分の力で正々堂々と風を切るレーススタイルをいつも以上に意識することになりそうだ。
片山は降級後の今期、ここまで5場所を戦って決勝に進んだのは7月松山だけ。状態はいいとはいえないものの、弟子に不甲斐ない走りを見せるわけにはいかない。主導権を奪取した細中を好追して〝師弟ワンツー〟を目指す。
45歳になっても自力にこだわり続けている篠原龍馬と今期は久々のA級となる福島栄一は近況の成績はいまひとつだとはいえ、力があるベテランだけに展開次第では侮れない。

真木寛斗
真木寛斗は今年6月に特別昇班。8月には小松島、前橋で連続ファイナルとここにきて一気に調子を上げている。最近の最終バック数は30に迫り、どんな状況であってもためらわずに主導権を取りに行く思いきりがいいレーススタイルは、堀川や細中にとっても十分脅威となろう。真木が持ち味の積極性をいかんなく発揮できれば、同地区のベテラン・藤原誠に流れが向く。

村田瑞季
京都の村田瑞季は、今年の優勝は1回だけだが、準V6回、決勝3着は3回と、レースの展開に合わせて思い切りよく機動力を発揮する走りは安定感バツグンだ。今節は近畿勢が手薄でライン的に不利が予想されるだけに、ここは真木、藤原ともうまく連係し、強力な中近ラインを形成して他線に対抗したい。

