四日市競輪の開設75周年記念「泗水杯争奪戦(GⅢ)」はあす5日に開幕。地元のエース浅井康太が7回目の地元GⅢ制覇に挑む4日間だ。古性優作、寺崎浩平の近畿SSコンビが強敵。賞金ランク7位の松浦悠士も競輪祭前に6位浮上を目指して虎視たんたん。なお、出場選手は変更の場合あり。

 今年はまだ優勝なし。それでも浅井は昨年12月の交通事故でケガをした膝の具合が良くなった秋口からは、前橋→奈良→松阪と、GⅢ決勝を外さない走り。徐々にではあるが、その風格を取り戻しつつある。

 10月の松阪記念では3連勝で決勝進出。初日特選と準決勝では郡司浩平とタッグを組んで、レベルの高い競走を見せていた。

 直前のGⅠ寛仁親王牌は二次予選敗退。未勝利のまま終わったが、4走中3回の確定板入りで車券には貢献。あとは展開一つといったところだろう。

 四日市記念は62、63、64周年で3連覇と67周年。さらに23年11月の72周年で5度目の優勝。同年4月の大阪・関西万博協賛競輪を合わせればGⅢ6回の優勝実績だ。

 昨年11月の74周年は山口拳矢とともに決勝進出を果たしている。晩秋の四日市記念を走ることは浅井にとってのステータスであり、非常に重要な意味を持つ。

 「次なる目標である四日市記念に向けて、じっくりと乗り込んでいる最中。その先にはGⅠ競輪祭と、来年の戦いがある。それにつなげるためにも、この時期はとても大切なんです」

 S班の吉田拓矢、嘉永泰斗、阿部拓真の欠場はあったが、古性、寺崎の近畿SSコンビは健在。賞金ランキング7位の松浦もいて、遠征陣は変わらず強力だ。

 それでも浅井を取り巻く地元勢は谷口、柴崎兄弟、上田国広、坂口晃輔、伊藤世哉と精鋭ぞろい。

 さらに志田、岩井、棚瀬義大の岐阜勢や、復調ムードの村田祐樹、2度目のS級Vを飾った平野想真など、機動力タイプも充実。

 心を通わし、一致団結して迎え撃てば勝機は必ず訪れる。通算35回目のGⅢ優勝に期待したい。

 ◇浅井 康太(あさい・こうた)1984年(昭59)6月22日生まれ。三重県出身の42歳、90期。GⅠは11年の寛仁親王牌とオールスター、18年の競輪祭で3V。グランプリは15、17年の覇者。GⅡ優勝は1回、GⅢ優勝は34回。1㍍80、75㌔。血液型O。

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