抜群の安定感を誇る石井寛子が今年9回目のVへ。直近地元戦の京王閣で3連勝を決めてから中6日。得意とする函館バンクでは過去9回の出場で7V。その中には21年7月サマーナイトフェスティバルも含まれる。自在な走りで、ここも盤石の強さを見せる。

 逆転候補は追加を受けて出場する鈴木美教。石井と並び、今年のVは8回。自力基本の組み立てで安定した成績を残している。ただ、前走西武園では予選も含め1着がなく本調子を欠いていた印象。中3日で、どれだけ立て直して来るか。実力発揮なら好勝負必至だ。

 藤田まりあも今年のV1回のほか決勝2着が3回と安定。自力を出すことが増え、それに沿って成績も上昇。好位から踏めばV争いへ。中野咲は追い込みのイメージが強いが自力も用意。藤田同様に流れに乗ると怖い。

 122期で注目は卒記クイーンの地元・畠山ひすいと在所1位の又多風緑。畠山は積極策に徹してパワーアップ中。逃げて粘り込みを図る。1期生で力のある加瀬加奈子、中村由香里も忘れてはならない存在だ。


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