おれも地元戦

皿屋豊
昨年末から調子は上向き
中部地区には浅井という大きな存在がいるが、この皿屋もホームバンクの松阪で大きく躍動するだろう。昨年は暖冬の影響で「いつもは11月ぐらいから調子が上がるんですけど」と嘆いていたたが、12月に入るとようやくエンジンがかかってきた。
和歌山FⅠ戦、予選スタートながらピンピンで決勝へ進出。初日は気温が低く、強風下の最悪なコンディションながら、一列棒状の6番手から強烈な捲り追い込みを決めた。「踏んだ瞬間に1着を確信した。こういうコンディションの方が持ち味が出ますね」と言うように〝重馬場〟は得意にしている。
昨年末の静岡グランプリシリーズ(FⅠ)も和歌山同様、1①❻着。準決は叩かれ5番手になったが、バック前から豪快に捲った。マークして2着の柴崎淳が「今まで付いた中で一番強かった」と絶賛した。
純然たる地元となる松阪バンクだけに、結果は残したいところ。強豪そろう今シリーズ。簡単には運べないが、復活なったパワーで大暴れといきたい。