高木和仁
シリーズリーダーは前期S級の高木和仁(50=福岡)。今回は中2日の追加参戦になるが衰えを感じさせない差し脚で魅了する。問題は西日本地区に90点クラスの機動型がいないこと。場合によっては自ら自在に動いて活路を見出すケースもあるかもしれない。
白戸淳太郎(51=神奈川)は01年以来、24年ぶりのA級降格。降級初戦の静岡は❺②❹だった。同地区の小林稜武ら東日本勢は自力型が充実で目標に困ることはなさそうだ。
上田学 小林稜武
上田学(53=愛媛)は降級後の2場所で決勝進出ならず。それでも競輪選手を目指していた弟子がラストチャンスで養成所に合格する吉報も届いた。上田自身のモチベーションも上がっているだろう。堅実な差し脚でコースを見つけて突っ込んでくる。
昨年12月から今年にかけて3連続Vを飾った荒川達郎(25=埼玉)のパワーはすでにS級クラスと言ってもいいだろう。前走の高知は準決勝3着で決勝進出を逃したが、初の別府で激走に期待だ。
新年初戦の静岡でVを飾った小林稜武(31=千葉)の勢いも見逃せない。前期終盤から決勝進出ラッシュで、自力型で直近4ケ月の競走得点94点オーバーはお見事。捲り中心の自力勝負で別線に大きく立ちはだかる。
鈴木涼介 高橋優斗
鈴木涼介(27=福島)は今回が今月4開催目。中4日、中3日、中3日で疲労が心配だが、前検日から初日のレースまでが長いミッドナイトなら大丈夫か。準決勝の安定感は相変わらずで今回もきっちりとV争いに絡んでくるだろう。
金沢幸司(39=福島)は鈴木との連係が増えれば増えるほどチャンスが広がる。前走の松山は落車明けで約2ケ月ぶりの出走だったが❺①❺で決勝に進出。上積みがありそうで期待が高まる。
スピード魅力の牧田悠生(25=新潟)に、先月のいわき平で完全優勝した藤原悠斗(39=岡山)、新年初戦の高知で準優勝した内藤敦(48=岡山)の岡山コンビも侮れない。飯田裕次(39=福岡)は約2ケ月ぶりの出走で今年初戦。レース勘さえクリアすれば軽視は禁物だが…。
地元勢は高橋優斗(27=大分)と吉川裕二(43=大分)が参戦。高橋はこれが今年初出走で上位進出を狙う。