別府GⅢ総展望①

 競輪祭直後の記念開催でおまけにグランプリを控えていることもあり平原康多、村上博幸が欠場。さらに佐藤慎太郎まで急きょ欠場することになった。大駒は欠けたが、例年通り見どころの多いタイトル争いとなるだろう。主力のほとんどが直前に競輪祭を戦った。高いモチベーションを持続するのが難しいだろうが、SS班から唯一参戦する浅井康太は格上の存在だ。

 

 パワフルな竹内雄作との連係が見込める上、不破将登も競輪祭で1勝を挙げるなど好調をキープしている。浅井を中心にまとまる中部勢の一糸乱れぬ連係が見逃せない。

木暮安由20191127別府

木暮 安由 

 関東から木暮安由が追加参戦する。競輪祭では決勝にこぎつけるなど動きは上々だった。

 

 その決勝では、よもやの8番手。「前が並走になっていたHSから仕掛けるべきでした…」と反省しきりだったが、今やGⅠになくてはならない輪界の〝顔〟にもなった。ライン的には劣勢でも単騎は得意。力強いまくりに加え、展開次第ではヨコもこなせる木暮が4度目の記念Vに照準を定める。