大会展望②
古性 優作
〝浪速の暴れん坊〟の異名をとる古性優作―南修二の連係が侮れない。
事故点を気にしないファイトあふれる走りはファンを引きつける。とくに古性は競輪祭で決勝進出にこぎつけ、GP圏内にいた。
いつも通りアグレッシブに前々へと攻めたてる。
小倉 竜二
層の厚さなら四国勢だ。
SS班の佐藤慎太郎に代わり小倉竜二が追加参戦。島川将貴、阿竹智史の連係はただでさえ強力な上に小倉竜二がラインをもり立てる。さらにこの徳島勢に渡部哲男が加わる陣容はまさしく分厚い。
島川を先頭に阿竹―小倉―渡部で四国ラインを編成しようもんなら、笑うのは四国勢かもしれない。
野口 裕史
岩本俊介が好回転だ。競輪祭でのスピードは周囲をうならせた。鈴木裕の動きも上々だった。南関の重機関車・野口裕史を岩本―鈴木が使える並びになると岩本にチャンスがめぐってくる。
北日本はGⅠ9勝の実績が光る山崎芳仁が代表格。スピード感あるれる菅田壱道との連係になりそうだが、前回りする菅田が男気を出し早めにスパートする流れを考えれば山崎が急浮上する。
岡山勢は岩津裕介、河端朋之に2班ながら柏野智典と個性派が顔を並べるが、冒頭の松浦とどう折り合うかがカギだろう。